看護日誌

東京都済生会向島病院、看護部のブログです。看護師が交代で日々の出来事や想いをお届けします。

熱中症

2018年08月31日

今年は、梅雨の最中から夏日は多く、その頃から熱中症で病院に搬送される方もでてきました。8月に入り台風一過のあとの猛暑日もみられます。
これから残暑に入っていきますがまだ熱中症への注意が必要な季節です。そこで熱中症について調べてみました。

熱中症は体内に熱がこもったり、急激に汗をかいて水分や塩分が失われたりすることで現れる症状の総称です。総務省消防庁の熱中症情報によると、からだが暑さになれていないことが原因で、例年熱中症の救急搬送は7月になると急激に増加するとあります。
「いしゃまち」というサイトには、重度熱中症は家の中で起こる割合が高いデータが載っていました。

 

 

 

 

 

 

 

https://www.ishamachi.com

脱水症は進行するまで、これといった症状が出にくいのが特徴とあります。
脱水症になりかけているのに、本人や周囲がそれに気づかず、有効な対策が取れていない状態を「かくれ脱水」と呼ぶのだそうです。
脱水症はさまざまな状況で起こり、その前触れとなる「かくれ脱水」はいつでもどこでも起こり、なかでも注意したいのは、①屋内、②夜間、③運転中という3つの状況のときだそうです。
こどもや高齢者は特に「かくれ脱水」に注意が必要であるといわれています。

STOP熱中症 おしえて!「かくれ脱水」委員会から引用 https://www.kakuredassui.jp/

 

脱水の程度と症状について

脱水の程度 症状

軽度脱水

ほとんど自覚がない状態

めまい、ふらつき、口の中の渇き、大量の汗、ぼんやりする、吐き気、食欲不振など

中等度脱水

体調が優れないなど、何かしらの自覚症状がある状態

頭痛、尿量の減少、口の中の粘つき、嘔吐、汗の減少、動きの鈍り、イライラ・精神不安定など

重度脱水

命にも関わりかねない危険な状態

意識がもうろう、痙攣、昏睡状態、幻覚や錯覚、呼吸困難、チアノーゼ、腎機能の低下など

シニアのあんしん相談室から引用 https://gohan.senior-anshin.com

もし、熱中症と思われる症状がでたら慌てずに以下の処置を行ってください。
①意識の確認をする
②意識があれば涼しい場所に移動する
③着ている服をゆるめ体を冷やす
④水分を補給する

脱水症状の軽い場合は、上記の対応でほとんどは改善されます。意識の障害のある場合は、脱水症状が強いので病院に連絡を入れ受診をしましょう。

症状がでていない場合でも、かくれ脱水になっていることがあります。
「かくれ脱水」になっていないかを自分で確認できる簡単な方法が紹介されていました。

  • 手の親指の爪を押す
    指先には毛細血管があります。水分が不足していると血流が悪くなり、親指の爪を 押したとき白い状態から赤い状態に戻りにくくなります。 目安は3秒。3秒程度 で赤みが戻らない場合は、脱水症の疑いがあります。
  • 手の甲の皮膚をひっぱる
    皮膚には水分が多く含まれています。脱水症では、皮膚の水分も不足し、肌の弾力 が減るため皮膚がもとに戻りにくくなります。目安は3秒。3秒で皮膚が戻らなけ れば脱水症の疑いがあります。
  • 舌の状態を見る
    健康な人の舌は色が赤く、表面はなめらかです。対して、脱水症になっている状態 だと、舌の表面に光沢がなく、赤黒く乾いています。
  • シニアのあんしん相談室から引用 https://gohan.senior-anshin.com

    この3つは自分ですぐにできる方法です。残暑による熱中症にならないためにも、日常的に確認してみると良いのではないでしょうか。

     

    軽度脱水

    ほとんど自覚がない状態