看護師便り

東京都済生会向島病院、看護部のブログです。看護師が交代で日々の出来事や想いをお届けします。

体も心も温かく

2013年02月04日

 

 

年が明けると月日の流れが早いですね、暦ではもう立春です。立春を迎えたとはいえ、まだまだ寒い日が続いています。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今年初めての日誌投稿なので皆様に一言ご挨拶を‥。今年一年が皆さまにとって幸せな年になりますようにお祈り申し上げます。

本年の関東の初雪は吹雪になりましたね。1月14日例年より寒さが早く来たようで気が重くなりましたが、ここ数日はさほど寒くない日が続いてちょっとうれしいです。気象庁の2月までの寒候期の予報では、北日本は(北海道・東北)は平均並みの寒さ、それ以外の地域の気温は高いか平均並みで暖冬の傾向ということでした。

でも冬は冬。1月の吹雪の日は運よく休日で朝から家におり(良かった~)、窓越しに外を見ながら、室内で温かく過ごせる幸せをかみしめました。私は寒さに弱いせいか、寒さが激しいと体も心もこわばって縮こまる気がします。気持ちは落ち込むし、外出は億劫だし、肩は凝るし、暖かな室内やお風呂が非常~に恋しくなります。

外気の寒さが身体に与える影響というものは大きいですよ。ご存知ですか?寒さは身体の熱を奪うだけでなく、ストレスとなって体温を調整する自律神経やホルモン分泌に悪影響を与える事があります。自律神経もホルモン分泌も、体のさまざまな器官の働きをコントロールする司令塔のような役割を担っているので、乱れが生じると体のあちこちで不調を起こします。寒さによる影響で、症状が悪化する病気もありますね。「冷えは万病の元」ですから、『寒さから身を守り体を暖める』ことはとても大事です。

対策としては、冷え対策グッズの活用や体を温める食品の摂取、運動、お風呂にゆっくり入るなど、を組み合わせて身体の内側から改善する方法が良いですよね。それに心のリラックスも大事です。方法は個人によりいろいろでしょうが、心もほっこり暖かくなる心地よい空間作りはどうでしょう?私のように家でいつまでもヌクヌクしていたい人にはお勧めです。寒い国の人は自宅で過ごす時間が長いため、自宅を快適に整えることに非常に熱心だそうです。私の愛読書にあるお気に入りのフレーズを一部紹介します。

『幸福感のある人の背景には、心地いい部屋で過ごす、豊かな日常が垣間見える。

例えばそれは、ゆったりしたソファで読書に没頭する休日の午後や、清潔なキッチンから生まれる美味しい朝食。あるいは、心和ませてくれる窓辺の花。

毎日暮らす部屋が、“私”をつくるのだから、自分を慈しむように、部屋も慈しみしつらえたい。

まずは、どんな風景、どんな匂い、どんな手ざわりが一番心地いいのか、じっくり考えて、本当に好きなもの、必要なものだけを手に入れよう。

ソファもリネンもコーヒーカップも、大切に使い丁寧に手入れしよう。時間も手間もかかるけれど、そうやって知恵と愛情を注いだ部屋では、他の誰でもない、私のための心地よさが育まれる。

今日や明日の心地よさだけでなく、5年先も10年先も、ずっと心豊かに暮らしたい。だからゆっくり時間をかけて、「私らしい心地よさ」を育てよう。』

心地よく、気持ちがリラックスできる環境はとても大事だと思います。気持ちがリラックスした心地よさは、自分だけでなく他の人へのエッセンスにもなると思います。それは、自然と自分のなかに生まれた豊かさ、あたたかさが「相手にも伝わる」こと、伝わる事は「和む」ことにつながっていくのかなと私は感じています。まず、自分の「好き」と「心地よい」が詰まった空間をつくる。自分に幸せを与えてくれるものたちを探し、集め、時間をかけて心地よい空間をつくっていく。少しずつ、ゆっくりと心地よさを積み重ねていく。ここに居ることが気持ちいい。そんな空間をつくるのはきっと楽しいですよ。

それに、寒い冬だからこそ体も心も温かく過ごしたいですよね。

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