看護師便り

東京都済生会向島病院、看護部のブログです。看護師が交代で日々の出来事や想いをお届けします。

初めての済生会学会発表

2015年04月30日

新年度を迎え、当院にも新入職の方が入りました。

今年度も私の部署には新人の配属はありませんでしたが、手術領域のジェネラリストの入職がありました。非常勤ですが、大変心強い新年度の幕開けとなりました!

 

さて、久しぶりの看護日誌担当です。「何を書こうかな~?」と悩みましたが、今回は済生会学会に参加したことをお話ししたいと思います。

済生会では年に一度、済生会学会を開催しています。組織幹部の会議や職員による事例発表、研究発表が2日間の予定で行われます。開催場所は各都道府県が持ち回りで担当し、今年は2月に福岡県で開催されました。

わが看護部も毎年発表をしており、昨年度は師長会で1題発表することになりました。「誰が発表するのかな~?」なんて思っていると、管理師長より「勉強のために、発表してみては?」と声がかかりました。私は正直言って、人前で発言することを非常に苦手としています・・・。しかし、いずれ学会発表もやらなくてはいけないと、心のどこかで思っていたこともあり、意を決して発表することにしました。その後はタイトなスケジュールで抄録をまとめ、発表の準備を進めていきました。私一人では何もまとめることができませんでしたが、学会担当の管理師長ほか、沢山の助けがあり、なんとか準備を完了することができました。

そして発表の一週間前からは原稿読みの練習です。制限時間内に、聞き取りやすいように読むことは案外難しく、タイマー片手に何度も繰り返し練習しました。行きの飛行機でも原稿をブツブツ・・・。飛行機を降りたら主人に「なんだかお経みたいなものが聞こえ、耳に残る・・」と言われても、更に空いた時間でブツブツと・・・。(主人も福岡で仕事があり同乗していました)。

 

いよいよ発表当日です。私は午後の発表でしたので、午前中は他施設の発表を聞いたり、セミナーに参加しましたが、「これから発表!」という緊張から集中できず、上の空の状態でした。そして発表予定時間となったのですが、15分前後進行が遅れており発表までの間がやけに長く感じました。緊張はこの待ち時間で倍増です!そんな中、発表時間の到来です。オーディエンスには当院のスタッフが勢ぞろい!心強かったです!

緊張した声で第一声を終えると、徐々に緊張が解け始めました。この位の声で聞こえるのかな?ペース配分は丁度いいかな?など考えながら発表していました。その後、気持ちに余裕が出来たのか、オーディエンスを見渡した瞬間です!原稿に目を戻すと、どこを読んでいたのかわからなくなってしまいました・・・。「しまった~!!どこだっけ?」頭の中が真っ白になり一瞬思考回路が停止。「落ち着こう!とりあえず、この辺りから読めば大丈夫!」とその時間は数秒だったと思うのですが、私にとってはとても長く感じました。

「あんなに練習したのに、なんでこんな単純ミスを?」「やっぱり原稿の行間隔をもっと空けておくべきだった~!」と自責の念にかられました。だからでしょうか、発表直後には「リベンジしなければ!」と、決意を新たにしたのでした。

リベンジの時には、部署内で研究を一緒に取り組み自部署から発表したいと考えています。また、スタッフにも発表するときの緊張感や発表後の達成感を体験してもらいたいと思っています。

 

今回、初めての福岡だったので「美味しいものを食べて、観光もして~」と楽しみにしていましたが、いつも一緒の愛娘が今回は東京で留守番していることが気にかかり、美味しいとんこつラーメンだけを食し、帰路につきました。

今度は、娘を連れ楽しむ計画を立てようと思いま~す。

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