看護師便り

東京都済生会向島病院、看護部のブログです。看護師が交代で日々の出来事や想いをお届けします。

看護日誌 身体拘束最小化の取り組みが表彰されました

2026年02月10日

2026年が明け、あっという間に1か月が過ぎてしまいました。年を追うごとに1年過ぎるのが早く感じられます。

2025年は診療報酬改定で身体拘束最小化が義務付けられました。これまでも身体拘束の削減はスタッフ一同で取り組んでいましたが、2024年から身体拘束最小化にむけ医師指示や身体拘束必要性のカンファレンスの実施、記録などの体制づくりや、改定の主旨について繰り返し周知をし、2025年度は身体拘束率の目標を達成することができています。

当院では1月の仕事始めの日に、1年頑張ってきた人や部署へ、病院が表彰する制度が有りますが、2025年は病棟と認知症認定看護師が表彰されました。身体拘束削減の取り組みが評価された結果で、とても励みになりました。

 

昨年末にNHKの「新プロジェクトX」で「肌着革命~発熱で常識を変えろ~」が放送されました。吸湿発熱素材ブレスサーモがどのように開発されたのかという内容でした。スポーツメーカーに入社した開発者の方がN-38という繊維を下着にするというものでしたが糸がすぐに切れる、ピンク色が染まらないという難題をスポーツメーカー、繊維メーカー、染色会社と力を合わせ3年後1997年にようやく肌着が開発され、4年後には100万枚が販売されたそうです。

開発者の方が様々な苦難がある中で「出会いに感謝し挑戦する」、「失敗を恐れず次の挑戦につなげる」といった言葉がありました。開発の苦労に感心するとともに自分の仕事にも通じる内容だと思い感銘を受けました。

 

身体拘束削減は一人が頑張っても達成できません。身体拘束率の目標達成も、ここまで来るのに数年かかりました。病院では、治療上の安全が優先され、身体拘束が行われてしまうことがあります。病棟スタッフや身体拘束最小化チームだけでなく、褥瘡や摂食嚥下チームなど、複数の職員が協力し知恵を絞り、工夫を凝らし身体拘束を無くせることを目指しています。病棟スタッフも大変だと感じることもあるかもしれませんが、これからも挑戦する気持ちを忘れず、挑戦と創意工夫で、乗り越えていってほしいと思います。

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