看護師便り

東京都済生会向島病院、看護部のブログです。看護師が交代で日々の出来事や想いをお届けします。

看護師便り 2021年度4月入職を考えている方々へ 2

2020年08月01日

7月に2021年度の4月に入職を検討されている方へとして、当院の特徴を少しお伝えいたしました。8月は、当院の病棟についてお話したいと思います。

 

当院の病床数は102床です。そして、病棟は2つあります。1つは一般病棟、そしてもう1つは地域包括ケアの病棟です。それぞれ51床となります。

病院の構造は、病院ホームページの以下のページに詳細と写真が掲載されています。

https://www.saiseikai-mkj.jp/about/map.html

 

それぞれの病棟は、機能が異なります。つまり、看護師の役割も異なってきます。

一般病棟では、治療を目的とした予約入院の方だけでなく緊急で入院する方にも対応します。そのため、各疾患における急性期の観察や治療、処置に対応できる力を養っていく必要があります。入退院も多く、看護師は日々忙しく動き回っている印象をもたれることが多い病棟です。

 

地域包括ケア病棟では、急性期の治療が落ち着いた方や、施設・自宅退院へ向けた日常生活動作の獲得を目的とした方、また退院への調整を必要とする方に対応します。そのため、疾患だけでなく退院後の生活、その後の療養を考え患者さんのもつ力と、支援のバランスを見極め関わることが必要となります。調整や支援が必要となる方の中には、高齢な方も多く高齢者福祉や介護制度に関する知識も必要になる病棟です。

 

看護体制は10対1になります。7対1の病院と違って、1人の看護師が担当する患者さんの数は多くなります。そのため、「忙しいのでは?」「大変なのでは?」との印象をもたれることもありますが、当院では緊急の手術や、緊急のカテーテル検査など特殊な検査に対応しておらず、大きな急性期病院と比較すると、患者さんの医療度はそれほど高くないため、少し多く患者さんを担当することが可能になっています。

 

それでも日勤では、1病棟につき看護師は8~10名、看護助手は2~3名勤務しています。夜勤では、51床のベッドに対し3名の看護師、1名の看護助手が勤務しています。

勤務時間などの詳細は、以下のページからご確認ください。

https://www.saiseikai-mkj.jp/recruit/pdf/hyou_5.pdf

 

そして医療度は高くないといっても、様々な疾患をもつ患者さんが入院されてきます。高齢な方も多く、症状や治療経過、また看護師としての関わり方は教科書のようにとはいきませんが、複数の疾患をもつ高齢者の入院・治療から自宅療養までに段階的に関わることができるという点では、やりがいもあると思います。

 

次回の投稿では、当院で活躍する看護師についてお伝えしたいと思います。

 

以上

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