看護師便り

東京都済生会向島病院、看護部のブログです。看護師が交代で日々の出来事や想いをお届けします。

ある日のできごと

2008年08月05日

ひまわり むしむしと暑い日が続いています。外出するのも「えいっ」と気合が必要ですね。「早く涼しくならないかな~」と心から願う今日この頃です。みなさんは暑い毎日を楽しんでいますか。
今日は、当院で先日行われた高校生の『1日看護体験学習』について紹介します。2名の高校生がいらっしゃいました。高校はそれぞれ違いますが1年生と2年生の男女1名づつの参加で、着慣れないユニホームを着た姿は非常に初々しい印象でした。初めは緊張されていましたが、身近に高齢者がいらっしゃらないという生活環境にしては、物怖じせず自然に接していました。
看護師の役割、1日の業務スケジュール、血圧や脈拍測定、聴診器を使用しての聴診、車椅子への移送介助、車椅子搬送、オムツ交換、食事介助、シャワー介助などいろいろと体験していただきました。
体験学習プログラム最後の懇談会では、とても素敵な笑顔で「良かった」と言ってもらえ、うれしく感じました。業務としてではなく、人として高齢者に優しく自然に接することができる姿を見れたのは非常にうれしいです。夏休みに自分の時間を割いて体験学習に参加される高校生はとても多いそうです。当院で体験学習をされたお二人は、アルバイトや老人保健施設などでのボランティア活動にも参加されているそうです。これから高齢者の増加が著しい日本の現状を考えると、医療や福祉に興味を持つ10代の存在は非常に心強く喜ばしいものです。
また、この様な体験学習を機会に身内ではない高齢者に自然に優しく接することができる若者が増えてくれればいいなと実感できた1日でした。

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