看護師便り

東京都済生会向島病院、看護部のブログです。看護師が交代で日々の出来事や想いをお届けします。

「国家試験ご苦労さまでした」

2016年02月29日

2016年が明け、あっという間に2ヶ月が過ぎようとしています。立春も過ぎ、日中は暖かな日差しが感じられ空気にも春の匂いを感じるようになってきました。

2月というと受験シーズンです。2月14日は第105回看護師国家試験が行われました。受験された方はドキドキ、ハラハラしながら結果を待っていることと思います。

私も数十年前に看護師国家試験に向け、冬休み明けから学校の補習に通った事を思い出します。試験の発表では同級生達と厚生労働省に発表を見にいきました。また、私の時代は新聞に合格者名が載りましたので、切り取り保管していました。その切り取った新聞がどこにいったか今は定かではありませんが、新聞に名前が載るなんて最初で最後だとその時は思いました。(あぁ~~ぁ懐かしい~ヽ(^o^)丿)

看護学校で沢山の事を学び、大変な試験を受け合格したら1人前!とその頃は思いましたが、看護師は仕事をするようになってからも沢山学ぶ事があります。学生のとき以上に学ぶのではないでしょうかね。でも現場に出て一番大変と感じることはなんでしょう?看護師と言えば「注射」でしょうか?未熟ながらも採血・注射は早く体験する技術ですものね。今は練習用のモデルも良くなっており、血管に入ると血液もどきが出てくるのもあります。注射モデルも案外リアリティーありますが、いくら練習しても本当の血管に刺すとなると緊張しますよね・・。採血・注射以外にも知らない機器類は沢山ある!覚えることは盛り沢山!何時までも学生気分じゃいられない!等など不安は盛りだくさんですよね。

でもね皆さん!安心して下さい!「新人看護職員研修ガイドライン」があります!これは平成23年に新人看護職員が基本的な臨床実践能力を獲得できるように、厚生労働省から出されたもので、どの施設でもこのガイドラインに沿って研修を行います。当院でもガイドラインに沿って色々な実践能力を1年間かけて積んでもらいます。大変な事は沢山ありますが、実践での経験は大きな学びとなります。机上で学んできたことと実践での経験が統合されて、自分の本当の知識となっていきます。

私も未だに成功・失敗体験から日々学んでいます。辛い事もありますがそれも含めて看護は楽しい(*^。^*)。大変でもここまで続けてきたのは、それだけ看護師の仕事が魅力的だからだと感じています。
当院でも教育メンバーが毎年評価を行い、新入職者の方たちが安心して学べる体制作りに力を注いでいます。

「楽しい!面白い!」と感じる看護をしたい方は、是非お電話くださいませ。
お待ちしておりま~す(@^^)/~~~。

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