看護師便り

東京都済生会向島病院、看護部のブログです。看護師が交代で日々の出来事や想いをお届けします。

看護師便り 何とかしたい!そんな気持ちから生まれた取り組み

2021年03月22日

新型コロナウイルスの感染症の患者さんを受け入れる中で、外国人の方へ対応する機会も増えていました。

入院される方の中には、日本語での会話が可能ではない方もいらっしゃいます。そんな中、患者さんの想いを知ることや、こちらの意図を伝える難しさを感じることもありました。さらに看護師は防護服を着用しているため、表情も伝わりにくく患者さんとのコミュニケーションに苦慮する場面もありました。

そんな時、「医療で用いる「やさしい日本語」」という研修が紹介され、12名の看護師が参加をしました。研修方法は、ZOOMでのオンライン。やさしい日本語のコツを様々なシチュエーションで練習することができました。言葉の選択や伝え方に一工夫加えれば、英語や中国語が分からなくても相手に伝わることがわりました。 研修後のアンケートも高評価で、練習の成果を活かして外国の方ともコミュニケーションをとりたいと思うものでした。

 

研修後、この研修を受けた病棟看護師が、今回の学びを活かして退院後の生活における注意点の用紙をリメイクしました。内容もわかり易い表現に変え、伝えたい情報が過不足なく伝わるように工夫してくれました。退院後も、安心・安全に生活できるようにと、スタッフ達が意欲的に取組んでくれたことに当該師長として喜びを感じています。 全ての方に私達のHospitalityを感じていただけることを目指して、今後も工夫していこうと思います。

 

(研修を受けてリメイクされた、退院後の感染予防に関する説明用紙)


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