ホーム >  診療体制 >  医療技術部 >  臨床検査科

臨床検査科

臨床検査科について

臨床検査科について

当院臨床検査科は、1922年に向島病院の前身である向島診療所開設後、結核等細菌検査を中心に稼働し、1984年には糖尿病センター開設に伴い、新世代の自動分析検査装置導入を行い、糖尿病患者様の診療に必要な検査を開始しました。

2008年の病院新築を機会に検査装置の近代化を図り、今日に至るまでより良い迅速な測定を実施しております。

また、2011年には安全・安心な臨床検査データ提供の証となる『精度保証施設認証』を受けることが出来ました。この証書は来院された皆様にご覧いただける様、2階の待合に掲示しております。

これからも当院臨床検査科は検査技師1人1人の技術向上を図り、ご利用される皆様に良質な検査結果を提供すべく日々研鑚を積んで参ります。

実施検査一覧

生理検査室

生理検査室では患者様の身体に直接触れて、以下のような検査を実施しています。

■心臓の検査
標準12誘導心電図、ホルター心電図、負荷心電図、心臓超音波
■糖尿病性神経障害の検査
誘発筋電図(SCV,FWCV)、自律神経検査(R-R間隔)
■動脈硬化の検査
頸動脈超音波、足関節上腕比/心臓足関節血管拍数(ABICAVI)
■超音波検査
頸動脈、心臓、上腹部、下腹部、甲状腺、乳腺、下肢血管(動脈・静脈)、表在
■その他
肺機能検査、6分間歩行試験、脳波検査、聴力検査、平衡機能検査、終夜睡眠ポリグラフィー検査(PSG)、細胞外液量測定、誘発筋電図検査

分析検査室

分析検査室では患者様から採血した血液、尿、便、喀痰などの検体の検査を実施しています。以下の検査を院内で行っています。

■生化学、免疫血清検査
蛋白質、糖、脂質、各種酵素、HbA1c、感染症検査(ウイルス性肝炎、梅毒)、各種ホルモン、腫瘍マーカー、血液ガスなど
■尿一般検査
尿中蛋白・糖・潜血など成分検査、便潜血反応、体腔液検査など
■血液検査
赤血球数、白血球数、血小板数、ヘモグロビン量など、凝固検査、末梢血液像検査
■輸血検査
血液型検査、不規則性抗体スクリーニング、交差適合試験
■細胞診検査
痰や腹水などの材料の中に癌細胞が無いか顕微鏡で調べます。
■細菌検査
グラム染色、チールネルゼン染色
■尿素呼気試験
ヘリコバクターピロリ菌を検出します。

24時間緊急検査体制をとり、救急医療に対応しています。

使用機器

生化学自動分析装置、自動免疫測定装置、自動血球計数装置、全自動血液凝固測定装置、グリコヘモグロビン分析装置、血液ガス分析装置、尿自動分析装置、光学顕微鏡、安全キャビネット

採血

採血室では外来患者様の採血をはじめ、入院患者様の採血や血糖値測定を実施しています。

■採血室受付時間
月-金 9:00~16:00  
土  8:00~12:00

※診察前に採血のある方は、診察予約時間1時間前までにお越しください。
※来院受付は月-土 8:00から行っております。

スタッフ紹介

臨床検査技師 10名 細胞検査士 1名
国際細胞検査士 1名
糖尿病療養指導士 2名
睡眠医療認定技師 1名
超音波検査士(消化器) 1名
認定一般検査技師 1名

検査Q&A

採血・採尿について

■採血室の受付方法について
1階の再来受付機で診察券を挿入し受付を行うと、「基本票」と番号が印刷された「受付票」が発行されます。
「基本票」のみを2階の採血・採尿検査受付に提出してください。
個人情報保護の観点から患者様のお呼び出しは「受付票」に記載されている番号で行います。
■採血に食事や飲水の影響がありますか?
血糖値や中性脂肪など、食事が検査値に影響を及ぼす項目があります。食後採血の指示があった場合を除き、採血前にお食事をされた場合は採血時に臨床検査技師までお申し出ください。 飲水に関しては、糖分を含まない物であれば採血前にコップ1杯分(約100ml)摂取可能です。
■採血は何時に来れば良いですか?
採血室の開室は9:00(土曜日は8:00)ですが、受付は8:00から専用カゴ(基本票入れ)をお出ししてありますので基本票を提出し、受付が可能です。「診察前に採血し、結果が出ましたら診察を行います」とご説明のある患者さんは、診察予約時刻の約1時間前に採血にお越し頂ければ、十分間に合います。
※採血室の受付時間は曜日によって異なります。受付時間につきましては『採血室受付時間』をご覧ください。
■採血の検査結果が出るまでの時間はどのくらいですか?
院内で測定している項目であれば採血後1時間ほどで結果がわかります。外部委託項目に関しては検査項目によって所要日数が異なります。
■採血が終わったら食事・飲水しても良いですか?
採血以外の検査でも、CT・MRI・尿素呼気試験・腹部超音波検査など、食事前に行わなければならない検査があります。これらの検査が無いかご確認ください。 ご不明な点がありましたら職員までお尋ねください。
■尿検査に必要な尿量はどのくらいですか?
ほとんどは採血コーナーでお渡ししている専用の紙コップに印字されている一番下の線(約25ml)まであれば検査可能です。 自宅採尿の場合は専用容器の8分目まで尿を入れてください。
※検査によっては、より多くの尿量が必要となる場合もあります。
■病院で採尿ができません。どうしたら良いですか?
当院ではご自宅での採尿を推奨しております。採血室前に設置してあります自宅採尿専用容器をお持ち帰りいただき、検査当日朝1番の尿を採って採血室にご提出ください。 検査前日など、来院する日以外に採った尿では検査が出来ないのでご注意ください。

生理検査について

■予約の何分前に受付すれば良いですか?
予約時間15分前までに2階生理検査室受付に基本票をお出しください。予約時間に遅れる場合、または来院できなくなった場合は03-3610-3651までご連絡ください。
■検査の予約時間を過ぎたら検査できませんか?
尿素呼気試験、超音波検査、ホルター心電図、6分間歩行試験、平衡機能検査、脳波検査、筋電図検査は時間厳守になります。 検査の予約時間を過ぎてしまうと検査が出来ない場合がございますので、時間に余裕をもってお越しください。 予約時間に遅れる場合は03-3610-3651までご連絡ください。

検査実績(2023年度)

生理検査
腹部超音波検査 1,128件
心臓超音波検査 1,248件
下肢血管超音波検査 311件
頸動脈超音波検査 276件
終夜睡眠ポリグラフィ検査 60件
検体検査
院内検体検査 555,694件
外部委託検体検査 25,772件

TOP